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2007/08/10
夏。未明のぼんやりした道を、近所のコンビニへととぼとぼ歩く。ふと見ると、手の平にのるようなちいさなたわしが道のまんなかに落ちている。無造作に近づいたら、風もないのにさわさわと転がるようにぼくから逃げた。いぶかしみつつ、こんどは驚かさないようじりじりと近づいてみた。ちいさなたわしは、そのままじっと様子を伺っている。さらに味をしめて、そうっと腕をのばし「チチチ…」と声をかける。たわしはまだ動かない。これなら捕獲できるかもしれない。さらに歩み寄ってみる。するとたわしは「みい」とちいさく鳴いて、ころころと向こうの車の陰へと転がっていき、あっという間に見えなくなった。今度はメガネを忘れずにかけてこよう。
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