2007/06/23

[ネット]   アンチウイルスソフトには有意な効果があるのだろうか

at 13:18JST
 
iGoogleやWindows Liveでガジェットとして追加可能なウイルススキャナー登場:ニュース - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20351424,00.htm
NanoScanは、は約1分以下でPC上のアクティブなマルウェアを検出する新しいインスタントウイルススキャナー。「コレクティブインテリジェンス(集合知)」という新しい手法を使用しており、主にユーザーのPCから、PandaLabsによって管理される大容量データセンターへ分析情報を転送することで、マルウェアのスキャン、分析、そして発見をPC自身ではなくPandaのサーバ上で行うというもの。


これ自体は、単にActiveXでアプリケーションを起動しているだけなので、「あー、まあ、こういうのもあるだろうねえ」ということで終わっちゃう話なんだよ(Copyright©アベちゃん)という感じで、ぼくのキライな「集合知」ということばを臆面もなく使っている点以外にはなんの感銘も受けないのだけれど。

ちょっと気になったのは、このコンポーネントを提供しているサイトの統計情報。

Infected or not
http://www.infectedornot.com/

アクセスしてきてウイルススキャンした人のうち、何%が実際にマルウェアに感染したかをリアルタイムに示している。これが、ぼくが見たときにはこう。

20070623mage1.png


各環境でのマルウェア感染率
アンチウイルスソフト導入済み環境:13%
導入していない環境:22%
全体:16%

…「導入」対「未導入」で、9%しか差がない。

ぼくは非難を承知で言ってしまえば、
「OS・アプリケーションのパッチをきちんと当て、
 実行ファイルなどを不用意に開かない習慣をつけ、
 NAT環境で使っている限り、
 アンチウイルスソフトを個別のクライアントPCに導入する意味は
 あまりない」派
なのだけれど。それでも差がこれだけ小さいとは思わなかった。

全体の感染率に対してみれば、感染率の差はわずか3%である。
これが、CPUパワーをやたらに喰い、継続使用料金を徴収し、おまけに頻繁に誤認識を起こすアンチウイルスソフトを導入すべきだとするほど有意な差なのかというと、やはり疑問がある感じがする。

…まあ、パソコンのことに自信がない人は導入しておくにこしたことはないけれど。必須だの社会的責務だのとぎゃあぎゃあ騒ぐのはどうかと思う(たまにいる。そういう人)。




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