2007/05/01

[ネット]   「ネットショップ&アフィリ」も休刊なのか

at 06:28JST
 
ソフト屋な日常 月刊ネットショップ&アフィリ 休刊
http://blog.crosssoft.jp/archives/2007_3_17_117.html

ここで知ったのだが、サイビズの「月刊ネットショップ&アフィリ」が2月売り限りで休刊になっていたようだ。

確か3回くらい誌名・刊行形態変更を経て細々と続けてきたはずなのだが、ついに…。あたしゃ今は書いてないし、サイビズではあいにく仕事をもらった記憶がないけれど、ほんとにIT系雑誌業界は砂漠化してしまったなあ。ほかにも「DOS/V magazine」は1〜3冊しか配本されてないし、「日経WinPC」はほとんど広告入ってないしで、運命の灯火が消える寸前に見える。紙のライターでは食っていけないね。

それはともかく、ネットショップ系の専門誌が消失したのはけっこうイタイぞ。アスキーの「インターネットでお店」系ムックもどっか行っちゃったし。

というのはねえ、ネットのサイトでもオンラインショップというのがいちばん、
「今までネットはおろかパソコンの経験もないけど、
 販路拡大のために死ぬ覚悟でやってみる」
という“シロート”さんの飛び込み率が高い分野だと個人的に思うからで。生きていくヒントとして何を勧めればいいのよ…、というのがなくなってしまう。

しかも、こういう人たちはけっして悪い人たちではないのだけれど、多くが
「個人商店主という一国一城の主だった」
とか、
「そもそも就職経験すらない主婦だ」
という人で。言い方は悪いが幅広い経験がないぶんどうしても視野が狭くなりがちだ。そういう人にとっては、小学館の学年誌的に付き添ってくれる
「コミュニティ型でありながら
 知識を系統立てて教えてくれるメディア」
が必要不可欠なのだ。

で、いっぽうで
「いやいや、オンラインショップ店長同士のコミュニティで
 カバーするさ」
という考え方もあると思うが、これがまた帯に短したすきに長しで。先に挙げたようなタイプの人たちは本当に毎日不安で、掴めるものならどんなわらでも掴んでしまう。すると、手近なコミュニティで信奉されている“カリスマ”のメソドロジーを盲目的に受け入れてしまうのだな。が、この“カリスマ”というのも元々は“わらを掴みにくる人”の側だった。で、たまたま運と勘で生き残ってきたのだけれど、信仰の対象になり、なおかつ日々の業務をひとりで忙しく回しているうちに自分の手法の見直しができなくなったり、時代についていけなくなったりしているのに気づかずに間違った方向に走ってしまう。そうすると、わらでつながった人々が超特急でつられて走っていく現象が起きがちだ。

これが開発者のコミュニティならどんな宗教論争になろうが道を踏み誤ろうがどうでもいいのだけれど、商店主というのはきっちりカネを稼がなくちゃすぐにも死に直結する。

多くの人が簡単に触れられ、ある程度の系統立てがなされているメディア=雑誌というのは、そういう誤りが起きないよう一定の道筋を立ててくれる力がある。ので、それがなくなるのはかなりキツいと思う。

…まあ、そもそも「&アフィリ」なんて誌名にしたあたりで、この雑誌にそうした「公器性」が満ちていたかどうかというのはちょっと疑わしいのだけれど。一時期は債権取り立てのノウハウまで連載してたりして、かなり良心的な紙面構成だったんだよねー。もったいない。

IT系ニュースと違って、
「オンラインショップ専門ニュースサイト」
というものもないからなあ…どこがオルタナティブになるんだ?



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