2007/04/23

[雑記]   よくならない

at 18:17JST
 
少し出かけようと思いながら、テレビのスイッチを入れたらニュースをやっていた。ちょっと視ただけですっかり憂鬱になってしまった。

社会も人間も嫌いだ。そんなに刃を振り回したいなら、せめてぼくのいないところでやってくれと思う。「日本から出て行け」というのが昨今の流行りことばらしいが、もともとぼくが生きていた当然の権利としてのスペースさえどこかに用意してくれるならいつでも出て行きたい。「出て行け」という権利をふりかざすなら、代替地を提供するという義務も果たしてくれることだろう。

「ダメ教師を追い出せ」って、一国の首相が民放で得意げに話す内容だろうか。ぼくの親族の中学教員は、いま修学旅行に行っている。
「タダで旅行に行くのが仕事なんて教師はラクだ!」
というのが世の中の一般の認識だろう。でも、彼女は毎年(一般クラスではないので頻繁に行く)、その修学旅行費を学校に出してもらってるわけじゃない。即金で自腹を切っているのだ(しかも京都出身の人がなぜか毎年京都に自腹切って旅行に行くという矛盾)。そんなことも知らずに、世間の良識ある人間力の高い人々とやらは棍棒を振り回す。

ちなみに教員の場合、給食費ももちろん自腹だ。部活動の指導時間は給与支払いの対象にならない。夏休みは出勤している(出勤していないと思っている人々がいるらしいが)。IT企業なみの深夜勤が連日。県外への旅行は自由にできない。学校や父兄から呼び出しがあれば、土日・休日でも出動しなくてはならず携帯電話は常時つながるようにしていなければいけない。ほぼ24時間拘束される異常な業務なわけだが、政府は教員への優遇給与をとりやめたい方針だそうで。お金ももらえないのに一生懸命こんな仕事やって、からだ壊したときにはどうやって治せばいいんだろうね。

笑えない笑い話で、
「時間割を見たら、
 うちの息子の数学の先生は一日に一時間しか授業がない。
 そんなに短い勤務時間で給料がもらえるのはおかしい!」
と言ってきた父兄がいたそうだ。

しかし問題は「教員はたいへんだ」ということではなくて。父兄だって、
「とけゆく日本人」
だのとどこかの御用新聞が書き殴っている裏には、かならずそれなりの事情があるものだ。教員も父兄もおなじ人間なのだ。

だがなぜか、そういうことはいつも思考の埒外におかれる。そして人々は一時の快楽を求めるために誰かを攻撃しに走る。存在しない誰かを。被害妄想の域だが、次に矛先が自分に向かうのがあまりに自然に想像できすぎる。

攻撃したいのならさっさと殺し合って自滅すればいいのに。ぼくはさっさと逃げる。誰もいなくなった世界でのんびりと生きたい。



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