2007/04/13

[木鐸]   いい記事だなあ→アイピーモバイル

at 01:15JST
 
日経が「アイピーモバイル、携帯事業参入断念」と報道
 ↓
翌日の記者会見で同社が否定

というパターンになった例の件について。

狐につままれたアイピーモバイルの会見:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070412/268099/
筆者は4月8日,同社が参入を取りやめるとの記事を執筆した(該当記事)。この記事を書いた経緯は非常にシンプル。一次ソースであるアイピーモバイルのしかるべき地位にある広報担当者がそう話したからだ。コメントが取れたことで,それ以前に同社関連の関係者から得ていた「認定を返上する前提で動いている」,「理由は資金が集まらなかったから」といった情報が裏付けられ,速報とした。その時点で「4月10日に説明会を開催する」という情報も得,それを記事に含めた。結局,説明会を開催することだけが正しい情報だったことになり,結果的には読者に対しては誤報と言われても仕方のない形になってしまった。先行報道に対して「誤報と認識している」とアイピーモバイルの杉村社長は会見の質疑応答でコメントしたが,それに対しては反論するつもりはない。


この部分も含めていい記事だなあ。

日経は「エスパー記事」だの「飛ばし」だのとよく言われるが、ぼくはそれも含めていい記事を書くところだと思う。本来、ジャーナリズムというのはハイエナのように情報をかぎまわっていやらしく発信するのが職務なのであって、それをモラル云々で揶揄するのはどうかしてる。そういう情報の断片を寄せ集めてはじめて見えてくる真実というものがあるのであって、そのためには必要不可欠な捕食者なのだ。

「飛ばし記事」を書いた本人の、飛ばしとなった結果を受けての記事というのは初めて見る。しかも
「こうやってちゃんと監視しろよ。
 要注意だぜ」
と刃向かうへこたれない姿勢には感服する。だいたい、このままアイピーモバイルに手綱をかけずに放置しておくのはどう考えてもやばい。森トラスト周辺の出資者の利益にも関わってくるし。活きのいいハイエナが必要となるわけだ。杉村社長はどういういきさつで事業継続に踏み切ったのか知らないが、またヘンな手負いのケモノを野に放ってしまったもんだ。

こういうのが本来のジャーナリスト魂なんだろうなあ…ぼくにはとてもマネできない。なんか身の回りでは日経とか東洋経済とか、経済紙方面にしかこのテのスピリットが生き残ってないように見えるのはなんでなんだろ。



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