2007/04/11

[木鐸]   そんなにも誰かを悪者にしたいのか

at 22:12JST
 
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 給食費滞納、宇都宮市が確約書配布…「保証人」に苦情も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070411-00000412-yom-soci

原文にある「連帯保証人」というのがホントなら、もはや学校は教育の場ではなくなったな。子どもを人質に出す場所だ。

これはただの「保証人」ではない。連帯保証人だ。給食費を一日でも払い遅れたら、連帯保証人になってくれた人のところに学校が押しかけて自由に請求できるということだ。闇金と同じように。誰だって人間だし、金に困ることもある。義務教育課程というさまざまな家庭が入ってくる場所ならなおさらだ。そこでこんな棍棒をふりあげるというのは恫喝そのものだ。

もともと義務教育は、保護者に教育費支払いを課すことを認めていない。「タダ」という権利があるから、どんなに貧乏な恵まれない家庭でも安心して「義務」を果たすことができるのだ。ここまでやるのは権利を奪っていることにほかなるまい。

世の中は、いつからそんなに他人の痛みに鈍感になったのかね。ぼくは子どもとして給食費や学費を払えずに困ったこともあるし、親として給食費の捻出に胃を痛めたこともある。とても他人に同じ痛みを味わせたいとは思えない。だから気軽に
「給食費を払わない親なんてサイテーだよねー」
なんて言う人間と、同じ空気を吸いたくない。その刃が確実に次に自分に向かってくると思うから。

つボイノリオの歌で
「子どもの給食費にもおびえない、
 立派なDJになるぞー」
というのがあった。あれが冗談として成立するのは、別に「そんな家庭ありえない」からでは断じてなくて、「ああ。DJならありそうだもんな。ノリオ売れろよ」という“実際にあり得る悲哀に満ちた笑い”だからだ。それとも、いつのまにか本当に日本がそこまで豊かになったのか? それならなぜ、うちから50mの路上に半定住している顔なじみのホームレスがいるんだ?

本当にこんな世の中つぶれてしまえばいいのにと思う。生きる価値があるのかよ。



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