2007/02/02

[木鐸]   脱SEO/UAO宣言

at 14:08JST
 
書店に寄ったついでに、いま悩んでいる「JavaScriptでStyleSheetオブジェクトをいじる」あたりを扱った本を立ち読みしてきた。

個人的にはスタイルシートがからんでいるあたりには、W3C原理主義者がウロチョロしているので関わりたくなかったのだが。この本をチェック。

Styleの操作についてはありきたりのことしか書いてなくてガッカリ。おまけに、
「ロボットに読みやすいページを!」
なんてうたった一節があってブチ切れ。machine readableってやつですな。くだらない。正直言ってバカジャネーノと思う。浅薄なSEO主義と変わりない。だから原理主義者は始末に負えない。

あのね。ロボットに読みやすい文書なんて書いてどうすんだよ。最終的には人間が読むんだよ。人間に読みやすくなくてどうすんだよ。どんなにW3Cの勧告に従ってようが、どんなに“美し”かろうが、読み手が意味をつかめなきゃどうしようもない。平気で「Permalink」なんて用語をblogにちりばめてる脳天気な連中と同じ。ひとりよがりだ。世界はそのひとりよがりな連中とはまったく異質な60億人から成り立ってる。

もちろん、単純に「その60億人に読んでもらえるように努力する」…というのは文章技法とか表現技法とかいうレベルになってしまって幅広すぎる。だからことインターネットに関して言うなら、ぼくが必要だと思うのはこういうmachine readableとかSEO的な観念ではなく、
User Agent Optimization
だ。ユーザーエージェント、つまり「ブラウザに読みやすい」文書を作ることが、Webの世界では重要だと思う。これは過去14,5年にわたって変わってない。Mosaicだのchimeraだのを使ってたころから同じだ。

CSS的に標準に準拠していようが、JavaScriptによって論理構造と見た目を分離しようが、できるだけ多くのユーザーエージェントで
「読みやすい」
文書を提供しなければ意味がない。だって読めないもの。文書を読むのは人間だもの。できるだけ多くのユーザーエージェントで読みやすさ=エクスペリエンスを向上させるには、あえて標準にこだわっていてはできないことのほうが多い。現状では! というか、CSSやJavaScriptに依存しきっているために、ぼくがふだん持ち歩いている携帯のフルブラウザでは読みづらかったり読めなかったりするサイトのなんと多いことか! 
「プレインなHTML部分は読めるからいいのだ」
と反論されるだろうが、そのときにユーザーエクスペリエンスは無視してかまわないのか! そしてまた、高度なレンダリング機能を期待するがために、組込み機器ではメモリ不足で展開できないページもどんどん増えている。それでいいのか! やはり、90年代に多くの開発者が苦労したように、できるだけ多くのユーザーエージェントで読める、できるだけ多くのユーザーエージェントに優しいサイトを作るべきなんじゃないのか。

と、乱雑にメモ。



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