2007/01/31

[木鐸]   携帯の在庫

at 17:53JST
 
ソフトバンクが25日の発表会で「20色のケータイカラーバリエーション」を出したときは、
「在庫どうすんだよ!」
とゾッとした。正直MNP前後から3キャリアは異常な状態だ。市場原理もニーズも、まったく無視してモノを作ってると言わざるを得ない。

というようなことを思っていたのだが、まあ、おんなじようなことはやっぱり日経ビジネスあたりで指摘されてるのね。この記事はタイトルしか見てなかった。

「0円でも売れない」 (時流超流):NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070118/117191/?P=2
ドコモは番号継続制度を前に14機種を発表し、万全の体制で臨んだ。だが、「流入を当て込んでいたソフトバンク()が予想以上に健闘した」(ドコモ幹部)こともあり、加入者獲得に苦戦。2006年11月に加入者が創業以来初の減少に陥った。「新機種の販売も伸びず、過去の分も含めると1000万台近くが余剰在庫になっている」と携帯電話関係者は明かす


ドコモは市場でのプレゼンスが下がっているので、在庫1,000万台は「説」じゃなくて「事実」でもぜんぜん不思議じゃないだろう。

やはり日本の携帯電話市場は特殊すぎると思う。

・キャリアが新サービスを小出しにする
   ↓
・メーカーがそれに対応した端末をつくると、
 全部買い取ってもらえる
   ↓
・販売店はインセンティブ依存の営業をする
   ↓
・消費者は異常な低価格で端末を入手する

というルートは、どこにも
「負のフィードバック」
がかかる部分がない。つまり、サービス・端末・営業・購入意欲のいずれも淘汰されないから、ブラッシュアップされていかないのだ。

で、この異常なスパイラルが永遠に続く限りにおいては
「在庫が異常に積み上がっても問題ない」
という利点もあるわけですが…いつまでもそういうわけにはいかないだろう。企業会計上の問題になるんじゃないのか。

今のように
「(アーリーアダプターだけでも)半年おきに買い換えを煽る」
しくみというのも好ましくない。いつかは消費者が追いついていけなくなるし、いろんな面でムダだ。これを維持しているのは
「キャリアが
 コンテンツとネットワークサービスの両方を独占している」
という構図なわけで。

キャリアはネットワークだけを提供すればいい。
端末はメーカーが汎用的なものをつくり、
正当な価格で売るべきだ。
コンテンツはオープンな環境で誰もが制作できるようにする。

さもないとキャリアの経営状況は目に見えない部分でおかしくなっていくし、通信料金は高止まりのまま。代理店の営業形態も不健全であり続ける。

・SIMロックの禁止
・メーカー買取り制度の廃止
・端末規格の統一
・電話機のスマートフォン化

と段階的にせよいろいろやっていくべきことが多いと思う。

なんとなくとりとめもなく書いてみた。
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