あんま読書自体しない女性に勧める入門SF小説というのを妄想してみる。
とりあえずタニス・リーの「銀色の恋人」はロマンチックでいいんじゃないかと思うわけだが。
なにこれ。表紙のイラスト変わったな。萌え絵になっとる。おまけに去年、続編が出たらしい(そして散々な評判らしい)。
とはいえ狙いすぎ感ありあり。それにぼくは他人に中・長編を勧めるのは好きではない。いたずらに長かったり難解な本を勧めるのは、読書を高尚な趣味とカンチガイしてる人間の行為だと思う。だから本を贈るときは詩が多かったりする。小説なら短編集を勧める。
という路線で言うと、やはりディックか。
それはディック・ブルーナ。フィリップ・K・ディックのほうです。
ここらへん。間違ってもディックの長編には手をつけるべからず。
手のつけどころとしてはフレデリック・ブラウンとかもあるのだが、なにぶん昔の作家さんだし大人になってから読むのはちょっと物足りない気がする。とはいえ、ディックも相次いで映画化されすぎてつまらない感があるので、バラードのほうがいいかなあ。
J・G・バラードの短編では、これの中の「至福一兆」がいちばん好きかな。
国内では、もちろん星新一の名が真っ先に挙がるのだろうけれど、個人的には彼はSFというよりショートショート専門家って範疇に入れているので。それに、いま彼の作品に触れるならNHKで月曜22:50からやってる番組を視るのがいちばん。
NHK「星新一?ショートショート」
http://www.nhk.or.jp/hoshi-short/