2008/06/29

[雑記]   「神聖喜劇」を読むと落ち込む。まぎれもない現実だから

at 22:15JST
 

ああ、うんざり。

ブックオフに行ったら、大西巨人の「神聖喜劇」コミック版が350円で売られていたので1,2巻まとめて買ってきてしまった。

そしてさらっと読んでしまって、後悔した。いや、読む前からわかりきっていたのだけれど。後悔することは。

ここに描かれていることは、なにも(自嘲的にカギカッコをつけて)「大東亜戦争」の時代にまでさかのぼらずとも、広くヒトの社会一般で営まれている組織活動の典型であって、ぼくにとっては「おそらく人間の本質なのだろう」と思わずにいられないことばかりであって。どこにいてもウンザリさせられるいつものアレが延々と並んでいる。

並の精神状態なら読んで正義感を燃えさせることができるだろうが、今のぼくにとってはただの醜い現実をカリカチュアライズしたものにすぎない。カタルシスを得ることもできない。

こういった状況に対して「抵抗すべきである」ということを訴える作品としてはよくできているのだけれど、
「抵抗はすべきだと思うしいくらでもするし、してきたけれど、どうせ世の中はよくならない。
 できればすべてを捨てて関わりたくない」
と思うぼくみたいな弱虫にはなんの回答も示してはくれない。だからつかれる。

でも読んでしまう。力のある作品だ。


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