2007/03/18

[雑記]   Suica・PASMO相互運用開始記念レビュー

at 20:35JST
「初ラッシュの月曜以降もPASMOは安定稼働」、パスモの担当者:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070318/265536/

すごい自信だ。朝からメトロのPASMO券売機が止まっていた件はどう説明するのだ…と思いつつ。

この日を首を長くして待っていたこともあり、職業病もあり、実際に相互運用のはじまった交通機関をひとまわりしてきた。別にレビューってわけじゃないんだけど、ホントに動いているか確かめに…。

今回の運用開始のポイントは、
「非接触ICカードだから便利でしょ?」
とかいうことではないと思う。

長年置き去りにされてきた、
「首都圏交通機関の料金支払い方法の統一」
という課題が、ようやくクリアされた。この一点につきる。

全国でも遅くはじまった東京圏の自動改札化は、
・私鉄系の自動改札化
   ↓
・JR系の自動改札化
   ↓
・私鉄系のパスネットカードスタート
   ↓
・JRのIOカードスタート
   ↓
・JRのSuicaスタート
と足並みがそろわず、利用者に多大な不便をもたらしていたと思う。昔は
「なんでJRはほかと一緒にやらないんだ!」
と憤慨したもんだが、プロジェクト立ち上げはもっと前だろうから、利権争いというよりも「ホントにかみ合わなかった」という部分もあるんだろうね。

でも、今回のPASMO投入で、ようやく都内の交通機関はすべてこれ一枚で乗れることになった。ただでさえ異常に入り組んでいる東京の鉄道で、支払い精算の手間がはぶけるのは大きなメリットだ。

あと個人的にもうひとつ着目したいのは、バス料金支払いの手間が緩和されること。バスも、パスネットカードですらない「バス共通カード」という独自プリペイドカードを運用していてわかりづらい上に、均一料金路線でも200円だったり210円だったりとバラつきがあって支払いが面倒だった。カード一枚で払えるならもっとバスを使おうという気に、ぼくはなんとなくなった。

ということで、とりあえず近所の都バスを一区間乗ってみた。ちなみにここからの話は、すべてケータイのモバイルSuicaでの話だ。

ただし、バスへのPASMOシステム搭載は一台70万円前後かかるということで、すべてのバスでPASMOを使えるわけではない。今のところ3割程度という話だ。おそらく、やや郊外に近い非均一料金地域での対応が遅れるのだろうが、とにかく
「乗る前に指さし確認、バスの対応」
が必要というわけだ。確認方法はカンタンで、今のところバス正面「PASMO対応」
というピンクの垂れ幕が掲げられているほか、乗降口付近にステッカーが貼られている。

20070318smage005.jpg


乗るときは、今までどおりの料金箱の上にカードリーダーがあるのでカードをかざすだけでいい(このとき「変身」とか「ロッドフォーム」とか言わない)。均一料金区間では乗車時に精算され、200円が引かれる。

ちゃんと使えることに満足して下車。今度は地下鉄に乗ってみる。千代田線・千駄木駅から。このチョイスには理由があるのだが後述。

東京メトロの改札は、今までカードリーダー部分にシールが貼られ隠されていたのだが、今はPASMOのロゴがしっかり出ている。

20070318smage008.jpg


カードをかざして入場。特に問題ない。入場の記録がつくだけ。

従来のSuicaでは、この入場時にまず最低区間分料金である130円が引き落とされていた。しかし、相互運用開始に伴ってこの方法はとりやめとなり、引き落としは全額出場時に精算されることになった。

そんでもってそのまま西日暮里まで一駅乗る〜ガタンゴトン。

さて、千代田線は西日暮里駅でJR山手線と連絡している。これが千代田線に乗った理由。ここから連絡で乗り換えて無事に上野まで行けるか試そうというわけだ。

ちなみに、西日暮里はJRとの連絡という以外にもさまざまな障害があり、
「鬼門」
になっている。

千代田線は西日暮里を過ぎてそのまま行くと北千住・綾瀬を過ぎたところでJR常磐線快速と直通運転して柏方面に向かう。このため、千葉のほうから西日暮里に来ると、

JR常磐線快速→東京メトロ千代田線→JR山手線

とサンドイッチ状に連絡利用することになる。これだけでも十分めんどくさいのだが、さらに、千代田線の北千住→西日暮里経由東京方面の経路は、JR常磐線緩行線の松戸→北千住→東京と並行して走っているため、料金が安く設定されているのだ。

20070318smage009.jpg

↑これもその手の話の説明ポスターなのだが、読んでも何がなんだかわからない…。

このため、このあたりで乗り換えをするときは、住んで慣れている人でないと
「え? え? え?」
となってしまう。常磐線→山手線乗り換えを西日暮里でしようなどと思ってSuicaで乗ったりするとハマる。まさに鬼門(迷うだけならいいが綾瀬・亀有あたりに行き着けなくなる人も多い)。精算も人手が必要でラッシュアワー時には黒山の人だかりとなるので、乗り換え口には専用の大きな窓口があるほどだ。

20070318smage012.jpg


相互運用開始で、こういうものはもう不要になるというわけだ。

ちなみに、ここには半年ほど前からPASMO用の変わったスタイルのチャージャー端末が設置されている(設営してカバーをかけて隠すところを偶然見ていたので知っている)。

20070318smage010.jpg


これ。
何が変わってるかというと、

20070318smage011.jpg


ね。カードスロットがポケットタイプになっている。Suicaはフロントローディング方式なのだが。個人的には左下の紙幣挿入口に無理矢理PASMOを突っ込む人が続出するか、ポケットにガムを詰める輩が出る予感…。

まあ、どっちにしろぼくには関係ない。千代田線から山手線に乗り換えてみる。カードをかざすだけで、ふつうに通れた。おー。

ここで今までの千代田線ぶんの160円が精算され、こんどはJRへの入札記録がつけられる。あとは上野に行くだけだ。

たったこれだけのことだけど、やっぱり連絡が入り組んでいるところだからシステム構築はたいへんだったと思うぞー。ちょっと感慨深い。

というか、トラブルを予想してだろう。この乗り換え口にはJRのスタッフが待機していた。おつかれさまです。

20070318smage013.jpg


このあとなにごともなく上野まで行き、駅ナカの「シューファクトリー」でシュークリームを買って帰ってきた。

あと試してみたいのは、やっぱり千代田線がらみで…。同じく直通運転している小田急を使って、

常磐線→千代田線→小田急

を貫徹乗車して、ちゃんと精算されるところを見てみたいなー。

[雑記]   花が咲いたよ

at 17:46JST
http://memo.hirosiki.jp/article/33147306.html

の、むかいの家のなぞの植物が花開いた。

20070318mage004.jpg


で、これは結局なんの花なんだろう…。トリフィドとかだったら危険なので焼却したいのですが。

[雑記]   パン屋襲撃ふたたび

at 12:41JST
けっきょく、今日はお出かけせず。でも、あとでSuicaで遊びに行くかも。

昨日、近所のパン屋に行ったんすよ、パン屋。例の、凝ってるんだけどなんか不安なところありありなパン屋。

実は開成高校のそばなので、飢えた男子がそれなりに来てなんとかやっていってるらしい。クリームパンとかコロネとかが100円と安いのも魅力だしね。相変わらず生地が堅めなのはいただけないんだけど…。

こんなかわいい“パン”も売ってましたよ。
20070318mage003.jpg

しかし、またまた
「作ったものをどう包装するか」
は何も考えてなかったらしい…。だって、ビニール袋に入れたりしたらウリになってる上のイチゴがくずれちゃうよね。

ぼくがこれを出したら、レジのお姉さんは考えあぐねたあげくセロハンのフィルムで包んで…、結束タイでしばってくれた。こんなパン屋みたことねー。

うん。いや、別に文句はないんです。ほほえましいというか。でも、コスト考えてないよね…だいじょうぶか。このあいだ買ったとき悩んでた「1mくらいあるソーセージ入りのパン」も、いまだ定番の包装方法ができていないらしく、
「下半分を紙袋で包んで、残りがあまるのでビニール袋をかぶせる」
ようにしていた。テープで留めるのまではムダだと判断したらしく、やめたようだ。

ヘンなパン屋だ…。

ちなみに、写真のパンはけっこううまい。

[木鐸]   全肯定ポジティブ教はきらいだ

at 04:18JST
My Life Between Silicon Valley and Japan
直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、
人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070317

ぼくは、こういう主張にはまったく賛同できない。

「好きとメシのタネをつなぐものを見つける」という点だけはそのとおりだと思うし、自分にはそういう生き方しかできないけれど、ほかの多くの人はそういう生き方をしたがらないし、そのために疎外感を味わうイバラの道を歩くことになるなら…と思うと、他人に脳天気に奨めることは躊躇する。

とにかく人をほめろ、と。ものごとはこんなに単純じゃない。たとえわかりやすくするために戯画化された表現なのだとしても、そのことばがひとり歩きして害毒をもたらすとしたら、そこらの老人が俗流若者論を垂れ流しているのとベクトルが同じだと思う。

たとえば、ぼくは「全面的に人を褒めろ」という強力なポジティブ思考は間違いだと思う。今のぼくはお追従は言わない生き方を選んでいる。明らかにすばらしいと評価できるものはほめるし、それが必要なときはほめられるところを探してほめる。でもその場合も欠陥をともに指摘することが多いし、少なくとも最小限の「ほめ」ですますようにしている。全体として評価に値しないと思ったものはほめない。絶対に。

なぜなら、ほめるという行為は対象の動作に誤差をもたらしかねないからだ。なおかつ対象の自己評価も過大にさせ、実は間違っている行動をそれと気付くことを遅らせ、破綻する方向に追い込む危険性が高い。自営レベルの知り合いでは、それで自殺に追い込まれたケースもある。事業失敗程度で自殺しなきゃならない社会にも問題はあるが、他人をほめるということはそれだけの責任を伴うということだ。先のケースでは、根拠が不確実すぎる夢をまわりの皆が持ち上げすぎたのではないか、とぼくは今でも思っている。

とはいえ、無関係な他人をあげつらってまで他人をけなす必要はたしかになかろう。そういう意味では「粗探しをするな」というのは賛成だ。評価する、というのはたとえ一面識しかなくても本気になって考えてあげられる知己のためにするものだ。

だがだが、たとえば同じ企業の中にいる相手のことなら、粗探しをする真剣さも必要だし、むやみにほめない率直さもたいせつだと思う。

そういう意味では、ブレインストーミングや企画出しの場でよく言われる「否定しないこと」というのも嫌いだ。間違っていると思う。梅田氏のエントリにアラートを感じるのは、たぶんそれと類似性を感じるからだろう。

こういう場では、みんながなごやかな雰囲気を演出しながらさまざまな企画を出す。しかし、この手の時間軸のある場では、途中で出たひとことにあとの流れが影響──汚染されがちなものだ。それがいいものであることもないではないが、突拍子もないものであっても汚染は起こる。たとえば、卑近ながらありがちなのが「上司は思い付きでものを言う」(橋本治)のような。

突拍子もないことを言うのは上司に限らない。誰もが、ネジ工場の事業改革討議の場で
「コンビニでもやるか」
というような発言をする危険性がある。そして流れが汚染される。なぜか最終的に
「ネジの直販もやるセブンイレブン」
という新事業が決まったりする。…こんなのは会社にいればよくある話だ。裏表ダブル表紙を掲げて伝説の返品率を記録した雑誌の話は知っているだろう。重厚長大産業だけでなく、なかよしグループ的なネットベンチャーでも日常的にこんなことは起きている。

もちろん会議の流れをうまく誘導して
「ネットでネジのコンビニを開こう」
と持っていければ結果オーライだが、そんなことのできる智者はごく少数だし、参加している多数を魅了・説得しなければならないというものすごい負担が課される。これはすごいハードルだ。しかも本人の努力だけでは飛び越えられない。実際には、
「コンビニは××だからダメだ」
と“ほめない”人間がきちんと出るほうがハードルが低く、コストも少なく、そして閑古鳥の鳴くコンビニで赤字を出さずにすむ。

だから「人をほめろ」というのは、最低でも留保つきのドグマでなくてはならない。

ぼくは会社にいて何がいちばんイヤかというと、赤字が出ることではなく、思慮の浅い計画のせいで新しい人が雇われ、そしてはじめから出ないとわかっている成果が出なかったときに無責任にクビが切られるのを見ることだ。あるいは適材適所を考えず人が異動させられたり左遷させられたりを見ることだ。社員だけでなく、派遣も外注も…いろんな人、たくさんの人が悲しい思いをして、人生を多少狂わされる。今まで何回も見てきて、本当につらかった。沈むとわかっている船に人を載せ、もちろん沈まないようにコントロールするけれど沈むことは最初からわかっていて…。ただほめまくることは、そんな船を量産することになる。設計段階で無意味に発したほめことばが、沈む船を建造したきっかけだったら…。

本当に必要なのは、ほどほどにほめること、ほどほどにけなすことだろう。

でも、組織では、会社では、そんなほどほどはうまくいかないものだ。人は感性がそれぞれ違い、好きも嫌いもある。人が増えれば、ひとつの物差しでほどほどははかれない。

だからぼくは、やりたいことやるなら個人でやるのがいちばんいいと思うよ。自分をほめてもけなしても、自分のなかで完結する。

それに組織の能力は構成員の能力の総和にはならないものだ。構成員の能力の最大公約数にしかならない。これだけは言える。梅田氏の言うように新芽をつぶす企業現場は多い。というか企業というのはそのために存在する。それは多くの人間のエゴの集合だからしかたがない。だから企業には期待するな。

全否定ネガティブ信者のひとりごと。

[技術系]   クロールの下調べをしてみる

at 01:42JST
Yahoo!ブログ検索 - 検索オプション
http://blog-search.yahoo.co.jp/option

はキーワード無指定・期間指定の検索はできないが、

(て に を は が あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ)

をフレーズ検索してやると、ほぼ指定期間のエントリがすべてヒットする。この手法は、某所で企業情報をねこそぎ引っ張ったりするときにもキーワードに「株」を入れるとゴニョゴニョ…ということで。

試しに2005年から各年の一月のヒット件数をまとめてみると、
期間			総件数	1日	1時間あたり
2005/01/01-2005/01/31 297177 9586 399
2006/01/01-2006/01/31 2982408 96206 4008
2007/01/01-2007/01/31 4804278 154976 6457

ということがわかる。とはいえ、2007年は3月までしかないので母集団の偏りをなくすためには対象にできないだろう。

仮に、これを使って2005/01/01〜2006/12/31に毎日1時間おきに10件ずつのエントリURLを取得した場合、

10*24*365*2=175200

ということで、26万2千800件の文書を収集できることになる。

カケラの樹キーワード抽出
http://yune-kotomi.tarenari.jp/page/show/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E6%8A%BD%E5%87%BA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3

が、87091件のコーパスを使用しているということなので、これよりも量的には多いことになる。量が多ければいいというものでもないけど。問題は、
・blogに特化し
・広汎で
・偏りのない
資料を収集できるかどうかだ。

Yahoo!はブログ検索への参入がやや遅かったので、2005年あたりのデータに偏りがある危険性が否定できない。でも、gooブログは

ブログの詳細検索 - goo ブログ
http://blog.goo.ne.jp/search_goo/?MT=&st=time&da=all&dc=10&dp=all&ts=goo&tg=all

日付指定ができない。Technorati JAPANも

テクノラティブログ検索
http://www.technorati.jp/search/

できません。つーことで代替リソースは存在しないような気がする。
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